※写真左から、旭興産㈱ 上田文雄、村岡嗣政山口県知事、東洋鋼鈑㈱取締役専務執行役員 森賀俊典様、山口大学学長 岡正朗様

 

このたび、当社が開発中のDNAチップ自動検査装置が、山口県が新たに創設した「山口県産業技術特別褒賞」を受賞しました。

 

この褒賞は、東洋鋼鈑株式会社、山口大学、旭興産株式会社の3者が、山口県の補助金を活用して5年間にわたり行ってきた、「個別化医療に有用な遺伝子体外診断薬システムの研究開発」で顕著な功績があったとして、新たに設けられたものです。
当社は、この中で、東洋鋼鈑株式会社と共同でDNAチップ自動検査装置を開発してきました。

 

今回開発された、DNAチップを用いた診断薬は、がん患者の特定遺伝子を調べることにより、ある抗がん剤が、特定の患者に対してどの程度薬の効果及び副作用があるかを調べるため等に使われます。これにより個人に合わせた最適な治療方針を決定できる様になります。つまり、抗がん剤の副作用に苦しむことの少ない治療が行えるようになります。当社の開発したDNAチップ自動検査装置は、この検査を大量に、早く、確実に検査するために用いられます。
これによって、本DNAチップを用いた検査が一般的に使われることを可能にします。

 

本装置はまもなく販売開始を予定しています。なお、今後は、適用範囲を広げ、様々な分野でDNA検査に用いられることを目指しています。

 

受賞日
平成30年 8月28日(火曜日)

 

受賞企業等
東洋鋼鈑株式会社、旭興産株式会社、国立大学法人 山口大学

 

産業クラスター推進班(山口県新産業振興課より)
http://www.pref.yamaguchi.lg.jp/cms/a16900/cluster/201808280001.html