ラボ用ロボットシステム「LRS」Laboratory Robot System

段積みロボットシステム

LRSによる分析前処理の自動化(HPLC前処理工程の例)

アラインテック株式会社が開発・製造する「LRS(Laboratory Robot System/ラボ用ロボットシステム)」は、研究室・分析室で行われる分析用前処理やサンプル調整を自動化する産業用ロボットシステムです。
HPLC(高速液体クロマトグラフィー)分析の前処理に必要な薬液添加、攪拌、遠心分離、ろ過、希釈などの工程を自動化し、粉体や粘性体を用いたサンプル調整にも対応します。

こんな課題はありませんか?

◆分析の際にデータのバラツキが出ても、原因の解明に時間がかかる

◆作業者の熟練度によって、属人的なデータのばらつきが生じてしまう

◆データをデジタル化して、研究のスピードを上げたい

◆前処理作業にとられる時間を減らし、付加価値の高い研究に時間を使いたい

LRS導入で得られる5つの効果

1. 分析の際に異なるピークが出るなどデータにばらつきが生じた場合も、標線合わせの画像・電子天秤の数値から原因を後から追跡できるため、サンプル調整時の問題を短時間で特定できます。

2. 問題の原因を早く特定できることで再試験の回数を減らせるため、研究期間の短縮、製品の早期完成につながります。

3. 従来、作業者の熟練度によって生じていたデータ・作業時間のばらつきが自動化によって減少し、安定した試験データの取得が可能になります。

4. さまざまなデジタルデータが残るため、AIを用いた高度な解析も可能になります。

5. ストッカーのセット数によっては夜間稼働も可能なため、作業者の残業時間・作業時間を削減し、より付加価値の高い研究の時間を確保できます。

HPLC分析 前処理作業の自動化

当社はHPLC分析前処理作業の自動化により、ラボ作業における課題を解決します。
カメラ画像認識によるメスフラスコやホールピペットなどのガラス器具の標線合わせ工程を含む分析用サンプルの希釈作業と、電子天秤を用いた重量管理による調合作業などを自動で行います。

LRSによるサンプル前処理作業の様子

導入事例:ロート製薬株式会社 様

当社のLRS(Laboratory Robot System)が、HPLC(高速液体クロマトグラフィー)分析前処理自動化装置として試験施設に導入され、試験のDX化と高精度化に貢献しています。

ロート製薬様 紹介ページ:https://www.rohto.co.jp/news/release/2026/0520_01

製薬・医薬品メーカーの品質基準への対応

厳密なデータ管理と品質保証が求められる医薬品の研究開発・品質管理プロセスへ導入可能な体制を整えています。

GMP規制対応

医薬品の製造管理および品質管理の基準である「GMP」に対応したハードウェア設計・ソフトウェア構築が可能です。

IQ/OQ対応実績

装置が仕様通りに設置されたか(IQ:据付時適格性評価)、稼働するか(OQ:運転時適格性評価)のバリデーションサポート実績が多数ございます。
大手製薬メーカー様への豊富な納入実績があり、IQ・OQの実施・書類作成サポートの実績も十分にございます。

監査証跡対応実績

FDA 21 CFR Part 11に対応した監査証跡に対応しております。権限グループごとのユーザーの登録(アクセス制御)、ユーザーの管理、操作記録、標線合わせ画像の記録、重量データの記録、プログラム実行日/時間、各機器の動作記録、アラーム記録などの記録を自動で行い、出力が可能です。
後から、各種記録を確認でき、試験結果に異常があった際、遡って確認が可能です。

導入事例:化学業界、食品業界

化学薬品の反応を目的とした液体の秤量、加温、有機合成装置(ケミステーション)等の自動化。
食品の品質管理として、サンプルの容器の蓋シールを開けてのサンプルのPH測定等の自動化といった、製薬・医薬品業界以外の納入実績もございます。

装置構成例(HPLC分析前処理の自動化)

HPLC前処理作業の自動化など各種研究作業の自動化実績に基づき、お客様の作業内容に合わせて自動化の提案が可能です。標準的な構成例は以下のとおりです。

対応容器(ストッカー):
メディウム瓶、メスフラスコ、ホールピペット、遠沈管、シリンジ/フィルター、バイアル瓶

搭載モジュール例:
メスフラスコ開閉栓機、メディウム瓶開閉機、ディスペンサー、QRコードリーダー/印字機、ハンド置き場、超音波槽、ボルテックスミキサー、振とう機、遠心分離機、粉体秤量装置、メスフラスコ標線合わせ装置、ホールピペット標線合わせ装置、フィルトレーション装置

装置構成イメージ(HPLC分析前処理の自動化例)

ストッカー立面図

自動化ユニット一覧

お客様の工程にあった自動化をご提案いたします。
多数の自社開発ユニットと他社製各種装置の搭載も可能です。
粉体微量秤量 粉体を微小秤量し、液体と粉体の混合をmgレベルで自動で行います。
※精度は粉体の種類によります。
粘性体微量秤量 はちみつ程度(~14,000mPa・s)までの粘性体の吸上/吐出が可能(はちみつ ±20mg[18℃])

ディスポーザブル仕様の為、コンタミネーションのリスク低
ホールピペット
標線合わせ
ホールピペットの標線をカメラにより自動で検出し、標線を合わせます

カメラ画像

メスフラスコ
標線合わせ
メスフラスコの標線をカメラにより自動で検出し、標線を合わせます。
褐色メスフラスコも対応可能です。

カメラ画像


カメラ画像(褐色)

懸濁液の標線合わせ事例
泡残留時の標線合わせ事例
QR印字・
QR読み込み
自動でQRコードを印字し読み込みます。
遠心分離 遠沈管を遠心分離機に自動でセットし運転後取り出しを行います。
ろ過 シリンジとシリンジフィルターにより、自動で液のろ過作業を行います。

概略仕様(SPECIFICATION)

メスアップ精度

ホールピペット精度 1ml±0.01ml ※クラスAのホールピペット1ml 水使用時
2ml±0.01ml ※クラスAのホールピペット2ml 水使用時
メスフラスコ メスアップ精度 100ml±0.1ml ※クラスAのメスフラスコ100ml 水使用時

液体調合(重量測定)

最小吐出量(1滴の質量) 8mg ※水
5mg ※無水エタノール
チャンネル数 ご要望の数の種類に対応します
粘性体 実績 クリーム、ローション、めんつゆ、オイスターソース、はちみつ、ガムシロップ、接着剤 他

対応実績容器

メスフラスコ 透明 10ml~200ml
メスフラスコ 透明 10ml~200ml
メスフラスコ 褐色 10ml~200ml
メスフラスコ 褐色 10ml~200ml
ホールピペット 1ml~25m
ホールピペット 1ml~25m
メディウム瓶 100ml 500ml
メディウム瓶 100ml 500ml
遠沈管 10ml~100ml
遠沈管 10ml~100ml
バイアル瓶
バイアル瓶
シリンジ
シリンジ
シリンジフィルタ
シリンジフィルタ
スクリュー管瓶
スクリュー管瓶

粉体の微量秤量作業について

流動性が悪い粉体など、様々な流動性の粉体についても、別途、粉体秤量装置を用いることによりmgレベルの微量の秤量作業も可能です。ご相談ください。
※但し、粉体によって最小秤量レベルは異なります。また、粉体によっては秤量できない場合もあります。

高粘度液体/ペーストの微量秤量作業について

高粘度の液体/ペーストについても、別途、高粘度液体の秤量装置を用いることにより、微量の秤量作業が可能です。ご相談ください。
※但し、高粘度液体/ペーストによって、最小秤量可能レベルは異なります。秤量できない場合もあります。

重量測定による調合作業

電子天秤を用いた重量管理による液体の秤量も可能です。複数種原料の重量管理による液体調合ロボットシステムの動画もご覧いただけます。
複数種原料の重量管理による液体調合ロボットシステム
複数の液体の原料瓶からの、重量基準の調合作業の自動化を実現します。

デモンストレーション・見学について

当社にて、実機デモの見学が可能です。ぜひお気軽にお問い合わせください。

よくあるご質問(FAQ)

Q ラボ用ロボットシステムを導入するのに、どのようなメリットがありますか?
A 分析の際に異なるピークが出た場合などのデータのバラツキに対して、標線合わせの画像や電子天秤の数値、作業中の映像から原因を後追いできるため、サンプル調整時の問題を短時間で特定できます。
これにより追試験などを減らすことができ、研究期間の短縮、製品の早期完成にもつながります。

また、従来は作業者の熟練度によるバラツキが発生していましたが、自動化によりデータや作業時間のばらつきが減少し、安定した試験データの取得と試験計画の立案が可能になります。
さまざまなデジタルデータが残るため、AIを用いた高度な解析も可能になり、ストッカーのセット数によっては夜間稼働も可能なため、作業者の残業時間の削減にもつながります。
Q 医薬品の分析ラボを自動化したいのですが、GMP規制やIQ/OQへの対応は可能ですか?
A はい、対応可能です。
当社は大手製薬メーカー様への豊富な納入実績があり、GMP規制に対応したシステム設計をはじめ、IQ(据付時適格性評価)およびOQ(運転時適格性評価)の実施・書類作成サポートの実績が十分にございます。
Q HPLC分析の前処理において、どこまでの工程を自動化できますか?
A 試薬の秤量(粉体・粘性体を含む)、画像認識を用いた高精度なメスフラスコ標線合わせ、薬液添加、攪拌、ろ過、遠心分離など、手作業で行われていた一連のHPLC前処理作業をフルオートメーション化することが可能です。
既存の分析機器や天秤と連携させたシステム構築もご相談ください。
Q 導入にあたって、費用の目安はありますか?
A お客様の工程内容により異なるため、まずはお問い合わせください。
お問い合わせ
お客様の抱える課題に対応した柔軟なご提案が可能です。
お気軽にお問い合わせください。
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